経年変化:Aging

経年変化商品では、10号帆布生地にタンニンの豊富な五倍子、矢車、阿仙薬を下地として使い、茜やログウッド重ねることによって、使いこむごとに味わいが出る色を染め上げています。

タンニンのこと
 

色素の成分でもあり、時には革のなめしに使われるタンニン。

タンニンの特徴として、陽にあたったりすることで、茶色味が強くなる性質を考えて他の染料も選定しています。
2種類の染料を合わせることで、より色に複雑さを与えています。

帆布のこと 金具のこと 

大阪のタオル生地を主に織っている織本から直接仕入れた、丈夫な10号帆布です。

古今がチョイスした10号帆布は、最大の特徴でもある丈夫さはもちろんありますが、染め上がりの風合いが、他の帆布より柔らかく感じます。
その為、染めた時にどうしてもついてしまう、わざとらしいアタリが解消され、使いこむごとにできる自然な変化をお楽しみいただけます。

ファスナーや持ち手の固定で使うリベットなどの金具は、素材として、真鍮製を選んでいます。

通常見かけるニッケルのカシメのように、だんだん古ボケてくるものではなく、時間を経過しても、いつも新鮮な風合いを保つことができるので、染め色や生地との調和のとれる素材として、真鍮を主に使用しています。

経年変化商品